お客様からよく聞く言葉。
「なかなかいい物件がなくて…」
この一言を
「市場が悪い」「条件が厳しい」で片づけていないだろうか。
実はこの言葉は、
”物件の問題”ではなく”視点設計の問題”であることが多い。
1.減点方式での物件比較に誘導していないか
お客様は自然と減点方式になる。
・駅から少し遠い→マイナス
・築年数が古い→マイナス
・収納が少ない→マイナス
しかし私たちまで同じ目線で並べてしまうと、
一覧は「欠点カタログ」になる。
プロがやるべきは
”減点項目の中にある価値”の翻訳。
例:
・駅徒歩12分→価格が抑えられる、静か
・築古→管理状態が良い可能性
・角部屋でない→断熱性が高い
物件を再定義できるかどうか差になる。
2.「今の条件」を深堀せずに受け取っていないか
お客様が出す条件は
必ずしも”本質ニーズ”ではない。
例:
「駅近がいい」
→通勤が不安?
→帰宅が遅い?
→車は持っていない?
理由を分解すると、
徒歩10分でも解決するケースは多い。
条件をそのまま並べる営業は検索エンジン。
条件の背景を掘る営業がプロ。
3.”未来視点”を提示できているか
多くの人は
「今の生活」基準で判断する。
しかし満足度を決めらのは
”住んでからの生活動線”。
・収納動線
・洗濯動線
・在宅ワークの位置
・子どもの成長変化
図面のスペックではなく
生活シーンを言語化できるか。
ここで営業の価値が生まれる。
4.「市場の現実」を伝える勇気
・予算
・立地
・広さ
この3つは基本的にトレードオフ。
全てを満たす物件は、ほぼ出ない。
だからこそ
「完璧探し」から「優先順位整理」へ
思考を移してあげる必要がある。
5.”候補”に昇格させる提案力
良い物件とは
最初から良い顔をしていないことが多い。
・写真映えしない
・図面が地味
・設備が普通
しかし
住んだ後の満足度が高い物件は意外とこういうタイプ。
プロの役割は
”候補に上げる力”。
まとめ
「いい物件がない」は
市場の問題ではなく、
視点設計の問題であることが多い。
私たちが提供すべきなのは物件情報ではない。
◇価値の翻訳
◇条件の再解釈
◇未来生活の可視化
◇優先順位の整理
これができたとき、
お客様の言葉は変わる。
「これ、意外とアリかも。
その瞬間を作れるかどうかが、
プロと検索サイトの違い。